■本格さぬきうどんは、先人の知恵と英知が生み出した美味しさ

  あの味、あのおいしさを追い求めてここまで来ました。

  「幼い頃、おじいさんにつれられて行った小さな製麺所で食べたおいしさ」




 ■しっかりした歯ごたえと、なんとも言えない懐かしさのあのうどん

  
亀城庵では柔らかくて粘り強くて、透明感のあるイカの刺身のような
  うどんを目指しています。
  これは実は店主の子供の頃の原体験に基づいた、讃岐うどんの美味しさを
  極めたいという希望から生まれています。

  当店の店主の藤井が幼い頃、近くに手打ちうどんを作っている小さな
  製麺所がありました。
  今では亡くなったおじいさんにつれられて、よくうどん玉を買いに行って
  いたそうです。そこでは、うどん生地をござの間に挟んで足で踏み固め、
  麺棒で伸ばし、包丁で切り、大きな五右衛門風呂のような茹で釜で
  上げていました。

  茹であがったうどんを水洗いして、丼に入れ、生醤油をかけて食べた時の
  おいしさは今でも忘れられないものだったそうです。
  しかし、この後物心ついてからどこのうどん屋さんに通っても、この幼い頃に
  味わった小さな製麺所の味にはかなわなかったのです。




 ■どこにもないのなら、自分であのおいしさを作るしかない

  店主の藤井はその後、いろいろなお店をまわり、そのたびにあの幼い頃に
  食べた素朴で懐かしい、そしてなんともいえない歯ごたえと美味しさのあった
  讃岐うどんを捜し求めました。しかし、2度とめぐり合うことはなかったのです。

  そこで、最終的には「どこにもないのなら、自分で作り上げてしまえ」という
  決意をしたのです。
  それからあらゆることを試み、やりなおし、また新たな挑戦をすることで
  最後に辿り着いたのが、現在の亀城庵で出している「讃岐うどん」なのです。

  香川県の讃岐には、昔から本当においしいうどんを作る技術と自然、
  そして人の知恵がそろっていたのだと思います。
  だからこそ、全国でもここにしかないおいしさを求め、今も遠くから多くの人に
  訪れていただけるのでしょう。

  おいしいうどんがうまれる条件に恵まれた大地で、先人が工夫し作り上げた
  素朴な、でも忘れることが出来ない美味しさ。
  幼い頃食べた、おいしかったあの讃岐うどん。
  
  その想いが、当店の麺にはこめられているのです。